大学入試の準備いつ始める?

次年度の大学入試共通テストは6教科、30科目の中から選択し、受験することになりますが、いつから入試の準備をしたら良いのでしょうか…「今でしょ!」。ちょっと古いフレーズでした。しかしこれは冗談ではなく真面目に考えなければいけません。各高校の先生方は生徒の入試科目は何が必要かは十分熟知していますから、生徒の側がどの教科、科目を選択するか迷うことはないはずです。ただし、理科と社会の選択教科には注意が必要です。例えば理科で2科目受験したとします。しかし大学側は1科目を選考対象としていて、その科目は入試前に決まっているのか、またはテストの点数の良い方を取ってくれるのか、受験する生徒の方が知っていなければなりません。一つの例を挙げましたが、このこと以外にも生徒が自分で調べておかないと不利になる場合があるのです。共通テストはまだまだ先だと思わずに今からいろいろ調べて対策を取るべきです。以前、私立大学の経済系の学部の入試で、受験する教科が①英、国、社のパターンと②英、数のパターンがあったのですが、入学定員が①は数十名、②はたったの3名ということが後になって分かるという事件が起こりました。②で願書を出していた生徒は受験するまでそのことを確認しておらず、受けたあとに知ったという悲惨な状況となったのです。入試の詳細はきちんと調べて対策を始めましょう。「始めよければ終わりよし。」