敬語の話(3)

ところが、その父親や母親が子どもの前で自分のことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのです。学校の先生も児童生徒の前で自分のことを「先生」と呼ぶのが一般的です。「敬語」の本質がわかっていれば、このような言い方はしないはずですがね。

作文では、敬語のまちがいは大きな減点になります。敬語は「相手を高める」「自分を低める」というものであることをよく確認して、作文に臨んでほしいものです。公立高校入試では、満点の4分の1が作文なので、作文はとても重要です。

 

と、作文の重要性を話しましたが、この文章では改行したときに1字下げを行っていません。原稿用紙の使い方からすると、ゆゆしき問題です。以前は1字下げができたのですが、今ではパソコンのせいなのか、それともほかに原因があるのかわかりませんが、1字下げができなくなったのです。これが最初に書いた「壮大なオチ」でした。

宗像・福津地区で個別指導塾として着実に信頼を得ているプロナビでは、3月タームから中2を「新中3」と位置づけて5教科の指導をしています。その中で、ある生徒から「国語の勉強のしかたがわからない」という声が出ました。そこで、次回は「国語の勉強のしかた」についてお話ししましょう。