高校入試状況の激変を考える(2)

 公立高校の推薦入試の内定が出ました。プロナビから例年合格者を多数出している高校の内定状況を見てみましょう。

  ●宗像高校…70人程度の募集に対して124人内定
  ●光陵高校…95人程度の募集に対して119人内定
  ●玄界高校…38人程度の募集に対して13人内定(ただし出願者も13人)
  ●香椎高校…92人程度の募集に対して113人内定
  ●香椎工業高校…112人程度の募集に対して117人内定
  ●古賀竟成館高校…55人程度の募集に対して59人内定

 このように、ほとんどの高校で募集人員をかなり上回る内定者を出しています。
 プロナビの地元の宗像高校は定員360人です。このうち特色化選抜で51人内定、推薦で124人内定、宗像中学校から進学する生徒が80人います。360-51-124-80を計算すると、3月7日の一般入試での合格者数は恐ろしいことになります。この状況が毎年つづくと、一般入試を敬遠して「公立高校に行くなら推薦か特色化」という動きが普通のことになるかもしれません。こういう状況の何が問題なのか、次回以降で述べます。