1対1の個別指導の限界(その3)

 指導中にお菓子やお茶が出されると、指導が中断するだけではなく、どうしても気持ちがゆるむのです。そして、指導のつもりがいつしか雑談になり、わけがわからないままに時間が来て終了ということになってしまいます。これでは力がつくわけがありません。ただでさえ、1対1だとなれ合いになってしまい、指導に甘さが出てきがちです。ですから、プロ家庭教師業者は、保護者からの差し入れや心付け(チップ)を固くお断りしているはずです。ただし、プロ教師による1対1の指導ですから、それなりの金額はかかるでしょう。
 では、金額をおさえるために、大学生による1対1の指導はどうでしょうか? 残念ながら、大学生は試験前には休むのが一般的です。また、得意な教科や単元は教えられても、入試の傾向は熟知していなかったりします。結果的に大学生による1対1の指導に満足できず、きょうだい3人がプロナビに転塾してきた例もありました。1対1の個別指導には、どうしても限界があるのです。
 というわけで、プロナビでは最大4人までの個別指導ということにしています。だから受講料も安くおさえられていますし、時間割の都合で偶然1対1になる場合でも、受講料がお高くなることはありません。
 さらに、グループ授業(集団指導)が有効だと認められる場合は、グループ形式でも授業を行います。このような取り組みが、生徒・保護者のみなさんに受け入れられて、「宗像・福津で個別指導といえばプロナビ!」と言われるまでになったのだと考えています。